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猫物語(白) 講談社BOX

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商品詳細
内容紹介 | //付属品~外ケース付 |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2010/10/29 |
JAN | 9784062837583 |


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猫物語(白)
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商品レビュー
4.3
193件のお客様レビュー
☆2.5 をっさん西尾維新 暴挙を侵す。化物語をいっさい読まずにこれから読む。 出だしの語りは魅力的。〈物語〉シリーズのファーストシーズンをすっとばしてここから読む理由も、試しよみしてみて、これが西尾維新のなかで文体が巧みではないかと直感したから。 他作品の〈僕〉にして...
☆2.5 をっさん西尾維新 暴挙を侵す。化物語をいっさい読まずにこれから読む。 出だしの語りは魅力的。〈物語〉シリーズのファーストシーズンをすっとばしてここから読む理由も、試しよみしてみて、これが西尾維新のなかで文体が巧みではないかと直感したから。 他作品の〈僕〉にしても、三人称の「刀語」にしても、通俗的な語り口で魅力には感じない。だが、少女を一人称に据ゑるとうまくいくかもと思った。シャーロック・ホームズを引用するあたりもディレッタントといはうか、妙に生なましさの実感がある。ここらへんがいいとおもった。 西尾は決って特異的な人物を起用する。これも同じ。阿良々木暦はモテ男であり、周囲のヒロインたちのドタバタに巻き込まれる始末。しかし本人はとんと鈍感でまはりがヤキモキする。まあ共感はしない。 しかし、これは高校生女子の苦悩をえがいて、純文学につうじるかなと思った。 ただ、それも冒頭だけで、すぐ西尾維新特徴のひとつ、冗長性が露出する。実在感のある少女像はいつのまにか、あれこれ過剰に思考を垂れ流す人物像になっていく。「刀語」の人物像もみな、この冗長性の難は逃れてゐない。ひたすらうだうだとモノローグがつづく。ただ長いので、しらけてくる。 女子の戦場ヶ原が女子にセクハラをしたり、猫の怪異が人格のおもてに出て、にゃるのだとか、にゃいとか、文体ににゃをつけだすところにゃどはサムイ。作者のイメージにをっさんの顔が浮かんできては、消える。 地の文より会話のかけあひが面白い。地は単純で、誇張気味である。 図書館で新人の司書がはなしかけてくる描写がある。これも図書館に行けばわかるがふつうはありえない。 最後の戦闘はいちばんこの物語の終結点としてふさはしいものだ。阿良々木暦、かっこよすぎだろと(主人公にはさう見えてゐる)。ここらへんはセカイ系みたいである。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
個人的にこの小説にキャッチコピーをつけるなら、羽川翼の羽川翼からの卒業式。 青春からの卒業。阿良々木くんより一足先に自分のことを大事にできるようになる羽川のラストに思わず泣いてしまった。 物語シリーズのはじめからずっとそこにある羽川翼という存在が、たしかに人間になった瞬間の物語。 そう思えば、羽川翼は羽川翼という怪異だったのかも。 だいすきです。
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西尾維新の<物語シリーズ>第5作。『猫物語(黒)』に続き、羽川翼の物語。これまでのシリーズは全て、阿良々木暦の視点で語られてきたが、今作は羽川の視点で描かれている。 「いつもの朝、いつもの通学路。そこで彼女は"虎"の怪異に遭遇する。それが自身の"白...
西尾維新の<物語シリーズ>第5作。『猫物語(黒)』に続き、羽川翼の物語。これまでのシリーズは全て、阿良々木暦の視点で語られてきたが、今作は羽川の視点で描かれている。 「いつもの朝、いつもの通学路。そこで彼女は"虎"の怪異に遭遇する。それが自身の"白さ"の理由を知るきっかけとなる―――。」 暦が惹かれ、忍野が不気味がった、羽川翼の"無垢さ"の真相が語られる回。前作『猫物語(黒)』とは白・黒と対になっている感じがするが、実際の内容はそうでもなく、時系列的にも「黒」が過去のエピソードとなっているのに対し、本作「白」は最新のエピソードとなっている。 真相を知った羽川が、自身の分身とも言える怪異"ブラック羽川"に宛てた手紙の内容が綴られる場面が、個人的に本作で一番好きなシーン。自身と向き合う決意を綴った内容は勿論のこと、手紙の最後を「草々不一」で締めるところで、彼女らしさと溢れる想いがよく伝わってくる。これは、一語一語に意味を込める西尾維新らしさが窺える良き結び。
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